7月1日と3日、中国にてFPTはOKIグループの2つの子会社のエンジニアおよびスタッフを盛大に歓迎するセレモニーを開催し、両社をそれぞれ「FPT OKI Changzhou（FOC）」および「FPT OKI Dalian（FOD）」として新たに発足させました。
FOCおよびFODは、FSOFTのグローバルエコシステムにおける戦略的な「リンク」として、日本・ベトナムをはじめとする世界各国の拠点と密に連携し、グローバルなお客様に最適なソリューションを提供していきます。
この取り組みは、FPTとOKIのパートナーシップにおける大きな節目であると同時に、FPTが中国および世界市場でソフトウェアサービスの提供能力をさらに高めるための重要な戦略的ステップです。OKIが強みとする産業系システムに精通し、高度な日本語力を持つ経験豊富なエンジニア陣を迎えることで、FPTはハイテクソリューションやAI、デジタルトランスフォーメーション分野において、特に日本のお客様向けに、他社にはない価値を創出できると期待しています。
OKIの皆様へのメッセージで、FPTジャパンCEOのド・ヴァン・カック氏は「この資本提携は、私たち全員にとって新たなスタートであり、FPTの成長を加速させる大きなチャンスです。皆さんが培ってきた経験と才能は、新しい組織にとってかけがえのない財産となります」と強調しました。また、「維持と発展」を今後の基本方針とし、両社のコアバリューを尊重しながら、共にさらなる高みを目指す決意を表明しました。
OKIの240名のエンジニアの皆様をお迎えするにあたり、FPTは待遇、給与、福利厚生、キャリアパスをグローバルメンバーと同等に、公正かつ透明に維持することをお約束します。今後の戦略としては、日本市場の強化とともに中国でのプレゼンス拡大を進めており、FOCとFODがその中核を担います。
FSOFT会長のチュー・ティ・タン・ハー氏は「OKIからの優秀な人材を受け入れることは、中国市場におけるFPT全体の競争力向上に大きく寄与するでしょう。皆さんの団結と協力が、私たちの明るい未来への揺るぎない基盤となります」と述べました。
また、FPT会長のチュオン・ザー・ビン氏からは「FPTでは、皆さんを大家族の一員としてお迎えします。これからは、共に幸せと成功を目指して歩んでいきましょう」と温かいメッセージを送りました。
歓迎セレモニー後には、FOCおよびFODの新経営陣が発表され、円滑な会社移管と事業安定化に向けた体制が整えられました。経営陣による会議では、新たな組織体制やFPT中国全体の成長戦略について共有が行われました。
続いて、FOC・FOD全社員を対象としたミーティングが開かれ、旧OSTJ（FOCの前身）元代表の鈴木氏、旧ODD（FODの前身）元代表の浦沢氏、FJP会長の谷原氏、FJP CEOのド・ヴァン・カック氏、新経営陣からそれぞれメッセージが伝えられました。社員からの質問にも丁寧に対応し、不安や疑問を解消し、「One FPT」の精神のもと、一体感と成長を目指す姿勢が共有されました。
最後は、和やかな雰囲気の中での交流会や文化パフォーマンス・懇親会が行われ、イベントは締めくくられました。「新旧」の垣根を超えて仲間としての絆が生まれ、最初の戸惑いや不安も和らぎ、新たな挑戦と希望に満ちた航海がここから始まります。
