ワークフォース・ビジネス・パートナー(WFBP)として活躍するホアン・ティ・ゴック・ヒエン(DLG)は、会社自体についての理解を深めるだけでなく、会社と同僚をつなぎながらサポートするという、素晴らしい価値観を周囲に広めることに喜びを感じています。
WFBPプログラムに参加する前、ヒエンさんはDLGで人事担当をしていました。リーダートークや社内活動の場で紹介されることが多く、部門内で人事関連の問題があれば相談される「おなじみの存在」でした。しかし、DLG内部だけの担当だったため、全体的な視点が不足しており、同僚をより深く、効果的にサポートするための情報やツールも十分ではありませんでした。

WFBPのプログラムに参加し、その役割を担うようになってからは、会社全体の制度、プロセス、リソースに深く関わる機会が増え、物事がより明確に、かつスムーズに進むようになりました。同僚たちは積極的にヒエンさんに相談し、マネージャーからも新たな責任を託されるようになりました。そうした「任される」経験を通じて、ヒエンさんはスキルだけでなく、同僚とともに歩む上での自信も少しずつ育んでいると感じています。
もちろん、「架け橋」としての役割がいつも簡単なわけではありません。最大の難しさは、膨大で、かつ多方面からの情報に対応していくことです。
WFBPは聞き手であり、伝える役でもあるため、情報を正確かつタイムリーに受け取り、伝えていく必要があります。
このプログラムの良い点は、体系的なトレーニングを受講しながら、WFBPとワークフォースの橋渡し役がサポートしてくれること、連絡先が明確に紹介され、毎月定期的にミーティングがあるため最新情報を把握できることです。「私たちは共通のグループにいて、いつでも気軽にやり取りや情報共有ができます」。
ヒエンさんはこのプログラムがさらに発展していくことを望んでいます。彼女によれば、WFBPのプロセスはますます明確になっているものの、もっと多くの人に知ってもらうための周知が必要です。また、ソフトスキルトレーニングや業務評価制度、部門間のWFBP交流の機会も増やしてほしいと考えています。
「このプログラムはとても素晴らしく、意義があります。もっと広まれば、社員同士のつながりやサポートがよりスムーズになると思います」とヒエンさんは話します。
ヒエンさんにとって、WFBPになることは知識やスキル、経験を身に付けることだけでなく、より良い職場環境を築く一助になれているという実感そのものです。「WFBPの役割は、人と人をつなぎ、声に耳を傾け、同僚たちの思いを広める橋のような存在です。つながりが増えて、もっとハッピーになれます」。