FPTジャパンの関東エリアにおける第3回カンパニートリップが6月28日から29日にかけて開催され、400人を超える社員とその家族が参加しました。イベントのハイライトとなったのは、各部門による芸術的なガラ公演です。この中で、FAチームが披露した「Bắc Bling（バック・ブリング）」のパロディパフォーマンスが、見事に最優秀賞を受賞しました。
「Bắc Bling」は、ベトナムの伝統的な童謡「Bắc Kim Thang（バック・キム・タン）」を元に、Z世代の感性とFPT文化を融合させて再構成された作品です。FAのメンバー自身が作詞を手がけ、部署紹介やチームスピリットをユーモラスに表現。若々しさと責任感、そして家族のような絆を盛り込んだ歌詞で観客を魅了しました。
今回のガラには、BA-WF、FCJ、NAC、FCIJ、FAなど各部門が参加し、創意工夫に富んだステージが展開されました。FAチームのパフォーマンスはその中でも特に高く評価され、賞金5万円を獲得しました。
FAの人事担当であるズオン・ティ・ヴィ・ナさん（栃木勤務）は、「練習は平日の夜や週末に限られ、皆忙しい中での挑戦でした。最終電車の時間ぎりぎりまで熱中する日もありましたが、全力で取り組むことでチームの結束が深まりました」と語ります。
また、パフォーマンスメンバーの1人であるダオ・クアン・タンさんは、「仕事と練習を両立するのは大変でしたが、準備期間が短かった分、集中力と団結力が高まりました」と振り返ります。
FAチームの演出には「大人数戦術」を取り入れ、視覚的なインパクトを生み出す一方で、メッセージ性や構成にもこだわりが見られました。チームリーダーのグエン・ティ・フオン・リエンさんによれば、「ステージはエンターテインメント性が高く、同時にベトナムと日本のOne Team精神を表現したもの」といいます。
観客の反応も上々で、他部署のファム・ディン・ホアン・アインさんは「とても楽しく、かつ責任感ある演出だった。若さと団結力を象徴する素晴らしいチームだと感じた」と称賛しました。
印象的な演目のひとつとして、PRC FJP所属のチャン・レ・トンさんのパフォーマンスも話題となりました。キレのある力強いダンスに多くの同僚が拍手を送り、「FPTジャパンの新たなスター」との声も上がりました。ホアン・アインさんは、「トンさんのパフォーマンスは会場全体にポジティブなエネルギーをもたらし、今後はサミットなどの大舞台でも活躍が期待される」と語ります。
今回の「Bắc Bling FA」の舞台は、単なるエンターテインメントにとどまらず、チームメンバーの相互理解と絆を深める場ともなりました。ヴィ・ナさんは、「練習というより、特別な体験を通じて、心が通い合うプロセスだった」と述べています。
FAチームの作品は、若さと創造性、責任感、そしてチームワークの融合によって観客と審査員の心をつかみ、イベント全体の象徴的な存在となりました。「全力で取り組み、全力で楽しむ」という精神が、FPTジャパンの活力と団結力を改めて印象付ける結果となりました。
これまでに開催されたカンパニートリップ関東1、2、3はいずれも、自然の中でのリフレッシュと仲間とのつながりを目的に、さまざまな体験型アクティビティを展開。業務を一時離れ、心に残る思い出を共有する貴重な機会となっています。
Thanh Tùng
