5月11日午後、東京にて開催された「ISSOカップ 三雄戦」は、単なるサッカーの試合ではなく、FPTらしさ溢れるスポーツの祭典であった。ベテランながらもなお健在なFPT Japanの選手たちが見せたプレーは、観客の視線を釘付けにし、なかでもひときわ注目を集めたのがFPTグループCEOグエン・ヴァン・コア氏である。
本大会には、「シニア健康隊」「中年ウォーキング隊」「若手ビール腹隊」の3チームが出場。15分間の総当たり戦という短期決戦ながら、ピッチ上の熱気は一日中冷めることがなかった。ストライカーとして出場したグエン・ヴァン・コア氏は、試合ごとに強烈なロングシュートを連発し、ゴール前を脅かす存在となった。その結果、13ゴールを叩き出し、得点王に輝いた彼は、年齢を感じさせないパワーとテクニックで観る者を魅了した。
また、得点だけでなく、幾度も華麗なアシストを演出し、チーム「シニア健康隊」に感動的な連携プレーをもたらした。ゴールを決めるたび、チームメイトと力強く抱き合いながら喜びを分かち合う姿に、観客からは歓声だけでなく、感動の声も上がった。
タッチライン際では、FPT Japan CEOド・ヴァン・カック氏（背番号666）が終始ご満悦の表情で試合を見守っていた。いざピッチに入ると、巧みなドリブルで一気に加速し、“FJPのメッシ”さながらのプレーで相手選手を翻弄した。
他の選手たちも個性を発揮。チン・バン・タオ氏はプロのフットサル選手さながらの高いヘディング技術を披露。レ・テク・ネン氏とファン・クオック・フオン氏のコンビは、長身の外国人選手（千葉トシロー氏、ライアンM.氏）に対しても果敢に1対1の接触プレーを挑み、スタミナと闘志の強さを体現した。
また、今大会の審判を務めたレ・ヴォ・ニャット・リン氏も印象的だった。これまで日本国内で数百試合の審判経験を持つ彼でさえも、「シニア健康隊」の高速カウンターに対応するため、全力疾走を強いられ、まるで四半期末のKPI追い込みのように汗だくになった。
大会の最後には、和やかかつ感動的な雰囲気の中で、グエン・ヴァン・コア氏より、今大会を運営した「FUN FJP」チームへサプライズで特別報奨が贈られた。これは、彼らのプロ意識、創意工夫、そして情熱への評価であり、FPT文化の火を守り、コミュニティの絆を深めるFUNメンバーへの直接的なエールでもあった。
大会実行委員を代表し、ルオン・ゴック・アン氏は「短い準備期間にも関わらず、チーム全員が連携し、大会をスムーズに運営できたことは大きな成果」と語った。特に「シニア健康隊」の選手たちの鋭いフィニッシュには強い感銘を受け、「数々のスーパーゴールが生まれた素晴らしい大会だった」と振り返った。
さらにアン氏は、「グエン・ヴァン・コア氏はまさに“永遠の青春賞”にふさわしい存在です。お仕事でお忙しい中でも時間をやりくりして、FJPメンバーとのサッカー交流に積極的に参加された姿に、本当に驚かされました」と語り、CEOの体力と情熱を称賛した。
