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金曜日, 5月 2, 2025

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FPTが、100社を超える日本企業リーダーとともに「FPT AI Factory」で新たなAI時代を切り拓く

4月25日午後、東京にて、FPT、住友グループ、SBIホールディングス、さらに100社を超える企業・技術専門家・報道機関の代表が集まり、AI(人工知能)の未来について深く議論するイベントが開催されました。

このイベントにおいて、FPTは日本初となるAIファクトリーの稼働開始を正式に発表しました。協業契約に基づき、住友グループおよびSBIホールディングスはそれぞれ、FPT傘下のFPT Smart Cloud Japan社に20%ずつ出資します。この提携は、日本国内の組織や企業に向け、あらゆる社会分野で革新的なAIソリューションの開発・応用を促進し、「AI先進国・日本」の実現に貢献するための重要な基盤となります。

FPTの代表として登壇したFPTジャパンCEOのドー・ヴァン・カック氏は、「AIは単なる自動化や生産性向上のツールにとどまらず、データから新たなビジネス価値を創出するための中核技術である」と語りました。FPTは12年以上前からAIを長期戦略と位置付け、研究開発を継続しており、企業や個人がAIの可能性を最大限活用できるよう支援しています。また、日本政府が推進する「ソブリンAI(主権型AI)」政策にも沿った開発方針を掲げています。このビジョン実現に向け、FPTは「FPT AI Factory」を設立し、300億円を投資してNVIDIAのH200 GPUを1,000台以上導入、正式稼働を開始しました。さらに今後、3回にわたるGPU増設も計画しています。これは、日本企業専用のソブリンAI基盤構築に向けた第一歩です。次のフェーズでは、NVIDIAと連携して最新GPU技術(BlackwellおよびRubinなど)を取り入れ、日本市場に適した安全・効率的なAIエコシステムを構築していきます。さらに、FPTは住友商事およびSBIホールディングスとの戦略的パートナーシップ締結も発表しており、カック氏は「パートナーや顧客と共に、AIを通じてより明るい未来を築いていきたい」と強調しました。

顧客代表として参加したヤマトホールディングスの担当者は、FPTから招待されたことへの感謝を述べたうえで、「現在、ヤマトの関心はAIエージェントにあり、この技術が急速に発展していると認識しています。ヤマトはAI技術を活用して自社の業務をモデル化し、新たなビジネスモデルを構築していきたい」と語りました。また、ヤマトは今後、まずは研究(Study)から始め、複数のパートナーと協力してAIによるビジネス変革に取り組む考えを示しました。加えて、FPT側からは、将来的に千葉県にある「FPT AI Factory」およびベトナム最大規模のデータセンター(NVIDIA H200 GPUを稼働中)を訪問するようヤマトに招待がありました。FPTは、ヤマトがこれらの施設を訪問し、FPTのインフラ能力をより深く理解する機会となることを期待しています。

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