FJP(FPT Japan)は、AI を業務に活用する取り組みを強化しており、その一環として PrivateGPT を導入しました。この内部 AI ツールは、業務効率の向上と ISMS 規定への準拠を実現することを目的としています。
2024年から、FPTは生産や運用の分野で AI の応用を積極的に進めてきました。FJPもこのトレンドを受け、最初に Business Analysis(BA)ブロックに AI を導入し、その後 PrivateGPT を利用して他の業務領域にも拡大。PrivateGPT は ChatGPT に似た作業支援プラットフォームであり、FJP専用にカスタマイズされています。

PrivateGPT は、業務をサポートするAIアシスタントの作成や共有を促進し、業務プロセスの最適化と生産性向上を目指しています。2024年末には、FJP内で6名の専門家から成る開発チームが結成され、実際の業務ニーズを調査し、既存システムの分析を行い、実行可能なアイデアを提案しました。開発チームには、グエン・ズイ・ヴィン(FCJ)、ドー・トゥアン・アイン(NVI)、レ・ミン・トゥアン(IFS)、グエン・ゴック・ホアイ・フォン(DLG)、ニン・トゥアン・アイン、グエン・ホン・アイン(DMG)のメンバーが参加しています。
PrivateGPT は、従業員が自ら業務に役立つ AI エージェントを作成し、共有ライブラリで他のエージェントと連携することができます。これにより、プロセスを効率化し、生産性を向上させることが可能となります。従業員は FPT アカウントを使用して、[LINK] で既存の AI エージェントを体験したり、独自のアシスタントを作成したりすることができます。
現在、PrivateGPT は編集、要約、テキストの最適化などの言語処理機能をサポートしています。今後は、情報検索や自動提案作成、精度の高い予算編成、プロジェクト管理支援など、さらに高度な機能が追加される予定です。
AI は急速に普及していますが、FJP の従業員の50%以上がまだ日常業務に AI ツールを活用していないという現状もあります。主な課題としては、情報漏洩リスク、ISMS コンプライアンスへの懸念、使用コスト、新しい技術に対する不安などが挙げられています。PrivateGPT はこれらの問題を解決し、安全でコスト効率が高く、誰でもアクセスしやすいプラットフォームを提供しています。
プロジェクトチームは、FJPメンバーからの積極的なフィードバックと体験を通じて、PrivateGPT をさらに改善し、製品を完成させることを期待しています。
PrivateGPT の利用は今後、FJP 全体に広がり、業務の効率化と生産性向上に大きな影響を与えるとともに、FJP の競争力強化にも寄与することが期待されています。