FPTとSAPジャパンは、FPTジャパンを通じて、日本におけるSAP Business Technology Platform(BTP)の開発を加速させるFPT BTPパークプロジェクトを正式に発表し、FPTのSAP BTP従業員数を2025年までに1,000人、2027年までに3,000人に拡大するというビジョンを掲げています。
FPT BTPパークは、SAPオペレーションを統合するエコシステムであるだけでなく、コンサルティング、システム開発から運用、保守までのエンドツーエンドのサービスを提供し、シームレスな同期を実現して、企業がプロセスを最適化し、ビジネスオペレーションを効果的に拡大できるよう支援します。
さらに、FPT BTPパークは、日本におけるSAP BTP専門家の不足問題を解決する上で重要な役割を果たしています。FPTは、トレーニング、研究開発、採用、プロジェクト実施などの包括的な戦略を通じて、企業がSAP BTPエコシステムに迅速に適応できるよう支援するだけでなく、SAP ERPシステムを最適化し、運用コストを最小限に抑えることを目指すSAPジャパンのクリーンコア戦略にも直接貢献しています。
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FPTソフトウェアのCEO、ファム・ミン・トゥアンは、SAPはFPTの長期的な戦略的パートナーの1つであると語り、「20年以上にわたり世界的なプロジェクトで協力を成功させてきた経験から、FPT BTPパークを通じて両社の専門知識とリソースを最大限に活用し、強力なSAPチームを構築し、革新的なソリューションを提供し、柔軟性を高め、急速な事業成長を促進し、顧客の長期的な成功のための強固な基盤を構築できると確信しています」と述べました。
SAP側では、SAPジャパンの鈴木宏社長兼CEOが、FPT BTPパーク構想が日本市場におけるSAP BTP事業の持続的成長を促進し、企業の競争力を強化する上で重要な原動力となるとの確信を表明しました。「FPT BTPパークは、日本におけるSAP BTPの持続的な発展を促進する上で重要な役割を果たすと確信しています。FPTは、クラウド、API、UI/UXの分野の専門家の育成に注力しており、SAP導入の効率化に役立つだけでなく、日本の企業に重要な競争上の優位性をもたらします」と鈴木氏は述べました。
MOU調印式に引き続き、FPTとSAPジャパンの協力関係を発表するセミナーが開催され、SAP BTP分野に関心のある企業から約40名の顧客が参加しました。
FPTジャパンCEOのド・ヴァン・カック氏は「日本市場では、SAPはFPTジャパンの重要な戦略プログラムとして認識されています。SAP BTPに注力することは、FPTがSAPのトップ10パートナーの1つになるという目標を達成するための重要な要素となります。SAPジャパンとともに、開発を促進し、顧客に持続可能な価値をもたらす包括的なエンドツーエンドのサービスを提供したいと考えています」と断言しています。
FSOFTのSAPグローバルプログラムリーダーであるゴー・ミン・チー氏は、「FPT BTPパークは第1フェーズでは日本市場に重点を置き、次にAPAC地域に拡大し、最終的には世界規模で展開することで、開発の各段階で持続可能な成長を確保し、サービス品質を継続的に向上させていく」と述べました。