9月27日に、クアン·チエウ中学校は、希望財団(Hope Foundation)とFPTジャパンの支援による、総額2億6千5百万ドンの12ブースを備えた新しい衛生施設を受け取りました。
この施設は、教育訓練省の基準に基づいて設計され、各ブースには扉が付き、男女別に分けられたエリアと個別の通路が設けられています。更に、便器、手洗い場、給水·排水システム、浄化槽システムや正しい手洗い方法の利用案内板などが完備されています。
校長のドアン·バン·ソン先生によると、以前の学校のトイレ設備は老朽化が激しく、一部は使用できない状態で、450人以上の生徒が順番待ちをしていたとのことです。
「新しく建設されたおかげで、生徒たちは学校に通う意欲が高まり、施設の改善によって学習の質や健康面も保証されるようになりました」とソン先生は語りました。
このプロジェクトに協力したFPTジャパン社会責任部長の木村 克久氏は、北部の山岳地域およびタインホア省ムオン·ラット郡が台風や洪水で被った損失と被害に深い共感を示しました。
「希望財団と協力し、クアン·チエウ村の生徒たちのためにトイレ設備を支援する機会をいただけたことを幸運に思います」と、木村勝久氏は述べました。
クアン·チエウ中学校に設置された新しい衛生施設は、希望財団がムオン·ラット郡に建設を支援した21の衛生施設の1つです。
ムオン·ラット郡のマイ·スアン·ジャン副議長によると、この地域には32の学校があり、生徒数は1万人以上、そのうち80%がモン族やタイ族の少数民族で、困難な状況に置かれているとのことです。
「郡内の学校に21のトイレ設備が建設される支援を受け、私たちは教育の質や生徒の健康問題の向上に向けた更なる励みを得たように感じています」とジャン副議長は語りました。
落成式に際して、FPTグループの「FPTコミュニティ支援基金」は、クアン·チエウ中学校に20セットの机と椅子、55インチのテレビ1台、文房具やお菓子、牛乳を含む455のギフトを寄贈しました。また、基金は全校生徒と職員が参加する「ハッピーラン – 幸せの一歩」というランニングイベントも開催しました。
2022年6月から開始された希望財団による「学校衛生プロジェクト」は、ソンラ省、ディエンビエン省、ハザン省、タイビン省で100箇所の衛生施設を引き渡し、山岳地帯の困難な地域にある約2万人の生徒と教師の衛生環境を改善しました。
今後、このプロジェクトは、イエンバイ省ムーカンチャイ郡およびライチャウ省タムズオン郡に新たに20箇所の衛生施設を落成する予定です。
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