Kaigikunに新たに搭載された「AI Notes」は、ユーザーが会議内容の要約やアクションアイテム（具体的なタスク）を、30言語以上から選択して作成できるようにし、グローバルなお客様の多様なニーズに応える注目の機能です。
AI Notesを利用するには、会議をKaigikunで記録し、ベトナム語、日本語、または英語のいずれかの主要3言語で進行する必要があります。現在、AI NotesはKaigikunプラットフォーム上のみで動作していますが、開発チームはMicrosoft Teamsへの統合も進めており、企業ユーザーにとってよりシームレスな体験を目指しています。今後は、さらに多くの言語に対応し、ユーザーの拡大するニーズに応える計画です。
AI Notesの大きな特長の一つは、会議中の発言者を認識し、それぞれの発言を「概要（Overview）」「アクションアイテム（Action Items）」「主なポイント（Key Details）」「その他（Other）」といった明確な項目に分類・表示できることです。また、発言者名の設定や、会話の文脈を活用した要約が可能で、現実の会議内容に即したわかりやすいノート作成を実現します。加えて、ユーザーのニーズに応じてノートテンプレートをカスタマイズできる機能も備えています。
AI Notesは全自動で動作し、要約の詳細度はデフォルトテンプレートに基づいて決まります。現時点ではユーザーが詳細度を調整することはできませんが、今後はより柔軟にカスタマイズできる機能の追加を予定しています。
テスト結果や初期ユーザーからのフィードバックによると、AI Notesによる要約の精度は、実際の会議内容と比較しても最大90%ほどの高さに達しています。ただ、この機能は会議終了後にデータを処理する仕組みで、リアルタイムでの要約には対応していところには注意が必要です。
さらに、AI Notesで生成されたすべてのノートデータは、FPTが管理するセキュアな環境下で暗号化・安全に保存されるので、ユーザーは自分のデータを完全に管理でき、ノートの編集・削除・ダウンロードや、メール・レポート・社内資料などへの活用も容易です。
AI Notesによって、PrivateGPTは引き続きAI活用の先駆者として、現代企業の会議体験と業務効率化を強力にサポートしていきます。
