2024年11月3日、チュオン・ザー・ビン会長は、民主型リーダーシップの原則および実践方法の実施に関する決定145/QĐ-FPTを正式に署名しました。この規定は、FPT経営委員会、各子会社の経営委員会(CTTV)、および全階層の管理職が厳格に遵守することを求めています。
この決定は、FPTの経営理念、FPTのコアバリュー、そして新時代の要件と使命に基づいて策定されました。決定には、FPTのすべてのリーダーシップおよび管理階層に適用される5つの原則と方法が含まれています。
第一に、集団的な意見が必要な問題が発生した場合、リーダーは関係者全員を集め、問題解決のための会議を開きます。会議の効率とコンセンサスを高めるため、リーダーは事前に、または権限を委任して関連する個人と個別に意見交換を行い、異なる視点を相談・批判することができます。
第二に、会議中、メンバー全員は責任を持って意見を述べる必要があります。その際、率直かつ正直に、自分の考え、意見を述べ、あらゆる角度から分析して核心的な問題を見つけ、解決策を模索し、リーダーに提案します。発言は問題の内容に限定し、個人について話すことは厳禁です。
第三に、意見が十分に出揃った後、リーダーは会議の結論として、実施すべき業務、責任者、完了期限を直ちに決定すすべきです。
第四に、会議に参加したメンバー全員は、異なる意見が残っていたとしても、決定された業務の遂行を完全に遵守し、真摯に支援する必要があります。「迅速な決定、迅速な行動、間違えた場合は迅速に修正する」という精神が求められます。
第五に、団結を維持することはリーダーの最も重要な責任です。団結があれば、思考、言葉、行動に一貫性が生まれます。同部署で団結を乱すような対立するリーダー同士を配置してはいけません。
この決定について、FPTのチュオン・ザー・ビン会長は「FPTは団結の精神に根ざしているおかげで急速に成長し、今後も成長し続けるでしょうと強調しました。FPTの一人ひとりは、個人的な利益や『エゴ』をグループの目標よりも低く置いています。もし「エゴ 」が強いリーダーがいたら、共通の精神を抑制し、次第に団結力を失えば、どんな目標も達成できなくなります。」
そのため、リーダーは組織内で発生するすべての問題を把握し、適時に行動を起こさなければなりません。チームやグループと協議し、全方位的な視点を得て、問題を根本から解決するための一致団結を図るべきです。一方で、FPTではすべての決定に対して「躊躇」や遅延を許さないことが強調されています。したがって、リーダーは「迅速に決定し、迅速に行動し、間違えたらすぐに修正する」という精神で決断を下すべきであり、チーム全体が団結し一致することが重要です。
決断が下されるとき、各個人は自分の 「エゴ 」を捨て、「共通のエゴ」、すなわち共通の目標やグループの勝利を全力でサポートすることが求められます。
本決定により、FPT人事部は、各子会社における民主的リーダーシップの原則と実践について、実施から12カ月後に監視、評価、FPT経営委員会に報告する責任を負うことになります。さらに、これらの原則は、FPTの管理職任命を評価・決定する基準の一つとなります。